今回スレート作品のコンペに100点に及ぶ作品がよせられたことに、審査委員長として応募者の方々に感謝したい。全体として、学生から若いデザイナー建築家、ベテランまで幅広い年齢層の方々に参加いただいた。大変審査には時間を要した。優れたアイデア、デザイン、技術という観点から選出した。しかしながら、審査員の好みもあり、具体的な重みを応募者の方々に説明できないが、入賞者の作品賞を読み判断いただきたい。コンペは運不運もある。優れたアイデアでも、現代という同時代に生きている限り同じように考えている人もいる。ほんのわずかの差で決定される。入賞した方々は、これを励みとしてデザイン活動を推進していただきたい。又、入賞を逃した人もあまり落ち込まず、次回を期していただきたい。審査員の私でも、勝つ事は本当に難しい。ほとんど負けているのだから。応募者の皆様のこれからの健斗を祈る。又、主催者の皆さんには、これだけの方々が大変なエネルギーをかけて応募してきたのですから、ぜひ優れたアイデアを持つ作品のデザイナーと接点とを持ち今後とも支援されることをぜひ実行していただきたい。スレートの新たなデザイン的展開がはかられて、スレート業界の発展と日本の都市景観がよりよくなる事を期待したい。審査員として皆様のご協力に深謝する。